フィールドワークについて

有限会社フィールドワーク

近藤雅登

代表取締役 近藤雅登
建築デザイナー/インテリアデザイナー/ガーデンデザイナー

1960年
名古屋市生まれ
1983年
多摩美術大学卒業
(株)スペース入社
1992年
独立し近藤デザイン事務所設立
1995年
長野県上伊那郡中川村へI・ターン
地元建築関係企業に就職
2000年
再独立し近藤デザイン事務所設立
2001年
会社名を(有)フィールドワークへ変更
現在に至る
近藤邸薪ストーブ

信州に暮らし始めて、もう15年。
多くのお客様と出会うことができました。

はじめまして、代表の近藤雅登です。
信州に暮らし始めまして早いもので、もう15年以上になります。多くのお客様に出会うことが出来ました。いろいろなモノづくりをさせていただいてデザイナーとして本当に幸せ者だと思います。オーナーと二人三脚でつくり出した空間を、周囲の方も喜んでくださることがフィールドワークの目指すモノづくりの精神です。

近頃では、デザインだけでなく施工まで依頼を受けることが多くなりました。オーナーがそれだけ仕事に対して、より完成度を求めてくださる結果だと思います。また住宅や店舗の建物だけでなく、インテリアやガーデンという存在の重要性も理解が深まってきました。これからもフィールドワークは建築設計事務所的ではなく、あくまでもインテリアが大切と考え、そこから発想が始まる空間づくりをしていきたいと思います。

独立前。超一流デザイナーとの出会い。

前職は名古屋の(株)スペースという大きな会社で、10年間商業施設の企画・デザイン・設計・施工の仕事をしていました。

この会社は今では社員が500名を超えていて、業界では大手です。当時はまだ現在の半分以下の規模でしたので、自分で営業をしデザインをして設計図面を描いて、見積もりをし、工事発注して、現場も自分で監理するといったオールマイティーな仕事で、ちょうどバブル期で殺人的に忙しかった感じですね。

私のいた部署は主に大型商業施設を顧客にしていまして、新築やリニューアル(改装)など多種多様な仕事をするなかで、私は内田繁(先生)という超メジャーなデザイナーと一緒に仕事ができる非常に恵まれた環境にいました。そこで一流のデザイナーから仕事を通して学んだことが、今の私のデザインの基本ベースになっています。

独立後。ゼロからのはじまり。

先ほども言いましたが、私は企業が顧客でしたのでいわゆるお客さんを持って独立するということが出来ませんでした。ほんとうにゼロからのスタートでしたので最初の半年程ほとんど仕事はなく、自宅で仕事をしていましたので仕事をしているフリなどして家族に不安を感じさせないようにしていましたね。経済的にも精神的にも辛い時期がありました。新しい人との出会いがあり、少しずついろんな人が応援してくれて、なんとかやってきた感じです。2年目くらいから少し仕事が増えてきました。

独立以前は施工まで関わっていましたが、独立後は設計・デザインだけをしていましたので、自分が一生懸命考えたデザインが施工に至る途中で様々な理由により勝手に妙な変更がされて出来上がる、もしくはその仕事がどうなったか全然知らずに中途半端に終わってしまう、など全部自分の裁量でできた以前の環境とはやはり現実が違っていました。経済的にはそれで良くても精神的にはかなりストレスが溜まり、アトピー性皮膚炎まででて、それを癒すためにキャンプによく行ってましたね。ま、それが高じて今この信州にI・ターンして暮らしているわけなんです(笑)。

最初の独立でいろいろと経験したので、I・ターン先での再独立の時は精神的免疫が出来ていたせいか、即決で決めました。不安もありましたが迷いはありませんでしたね。妻にそのことを告げたときも、フーンて感じで驚きませんでした。そのうちそうするだろうと思っていたみたいです。

フィールドワークの仕事。

簡単に説明しにくいけれど、例えば住宅や店舗など建築といわれる建物をひとつの「箱」だと思ってください。その「箱」の内と外もちゃんとデザインすることが出来て、なおかつその「箱」をより魅力的に見せる外の置き台(ガーデンのこと)まで、トータルに提案します。本来これが理想的な考え方であり、今後はそれぞれの専門業者をお客様の要望によりまとめる業者も出てくると思いますが、いろいろと打合せが面倒だったり諸費用の面でも大変だと思います。ひとりの信頼できるデザイナーに建築・インテリア・ガーデンを同時に考えてもらうのがベストではないでしょうか。

また、一般的には「箱」の外(建築)の比重が大きくて、内(インテリア)の比重が小さくなっているように思います。

しかし住宅でも店舗でも、そこに居る人間が一番身近でいつも五感に直接触れているのは内装・家具・照明・雑貨小物・テキスタイル・カーテンなどインテリアではないでしょうか。大多数の日本人が建物の外見ばかり気になっていて、インテリアに気持ち的にも予算的にもあまりこだわらずに、没個性な空間でそこに合わせてずっと過ごしてしまっていると思いませんか。この背景には建築業界がいわゆる箱もの屋主導型で、建築屋・工務店・大工など建物を予算目一杯で建ててあとは別途少しずつご自分でという無責任な営業スタイルがあります。お客様の予算をトータルで管理し、いろいろな面での身の丈に合ったグッドバランスなものを提案することこそ、私は大切だと考えています。

近藤邸ダイニング

デザインって?

正解のない問題をあーでもないこーでもないと考えることが仕事ですので、自分が納得できるプランがまず出来て、そのプランをお客様に気に入ってもらって、初めてプランとして対価をいただける訳です。期限内にそんなプランを考えつかなければいけないプレッシャーはいつもあります。しかし報われて感謝された時の充実感があるので、苦しくてもやめられません。

また、夢を売るのが仕事ですから、私自身が毎日の生活を楽しんで、そこから生まれたアイデアをお客様に提案するためにも、いつも新鮮な楽しさを見つける努力をしているつもりです。

お客様に最初に会って、計画のイメージを聞いてる時が、ちょっとドキドキしていい感じですね。これからまた新しい出会いとモノづくりが始められるって思うとウキウキして、よ〜しって気合が入りますね。そして引き渡した後はお店だったら関わったお店が繁盛していて、いつお邪魔してもオーナーが明るい表情で迎えてくれる時ですね。また、住宅ではそこのご家族が生き生きと楽しく住んでもらっているのが伝わってくると内心「あ〜っ、ほうとうに良かったなぁ。」って、こうなるともうやめれれない職業ですね。

近藤邸ロフト

最後に、どんな自分でいたいか。

仕事にプライドとポリシーを持ち、頑固さと柔軟性を併せ持つような、そんな自分でありたいと思っています。いつも自分の仕事の先には、必ず人々の笑顔があるように祈りながら・・・。

また私の場合、自分のやりたいこと好きなことを幸運にも仕事にできています。ですから基本的にはプライベートな時間がそんなになくても今は苦になりませんね。でも常に遊び心はもち、楽しいことやってみたいことにはむりやり時間を作ってでも行ってしまう、そんな自分は結構好きです(ナルナル)。